BLANKFIELD

メタルギターアンシミュ比較と無料プラグイン

どうもこんにちは。うぉーいんさいどです。
最近忙しくてあんまり音楽できていませんが、元気してます。

メタルなギターの音作りができるアンプシミュレーターの比較と、無料のプラグインで出来る音作りを紹介したいと思います。

Positive Grid BIAS Desktop ($74.00 約9000円)
TSE X50 v2.4 ($69.99 約8500円)
TSE X30 + NadIR + God’s Cab (無料)

この3つをそれぞれ紹介します。


全部つなげたやつ

BIAS Desktop

まず、今メインで使っている BIAS Desktop から。


6弦ギター -> OD808 (実機) -> BIAS Desktop

bias

今までのアンプシミュレータープラグインとは一線を画す音色で、iPhone 版を試した時には度肝を抜かれました。

ただ、信じられないほど多くのツマミがついていて、よっぽど詳しくないと何を意味しているかもわからないと思います。回すと音量が上がるツマミが 10 個以上あり、ものすごいです。

一方で、インターネットでプリセットを共有する Tone Cloud という機能があり、Djent とか Metal とかで検索、プレビューして良かったらダウンロードできるという便利すぎるものになっています。

Tone Cloud でだいたい良さそうなプリセットを探し、細かくは幾らでも調整できるという、アンプシミュレーターとしてかなり完成形に近いものになっているのではないでしょうか。

とはいえ、これはこれで音のキャラクターがある気がするので、飽きたら別のが必要かなぁとか思います。
あと動作がすこし重いです。

歪ませても弦のビヨヨヨ感が一番出るアンシミュだと思います。

プリセットは Tone Cloud で “BLANKFIELD 1” として公開しました。

TSE X50 v2.4

次は X50 v2.4 です。

6弦ギター -> OD808 (実機) -> X50 v2.4

x50

オーバードライブ、プリアンプ、パワーアンプ、キャビネットの全部入りで、見た目もとっつきやすく、とても使いやすいアンプシミュレーターです。動作も割と軽いです。

アップデートで ENGL E570 風のプリアンプが追加されました。ただ中身は X30 と書いてある通り、フリーで出ている X30 の高機能版と思われます。
ENGL E570 は以前実機を持っていたのですが、思い出と比較するとあんまり似た音は出てない気がします。

モッソリ歪んで気持ちいです。搭載されてるキャビネットも定評ある IR が多く、どれを選んでもいい感じです。
ただ BIAS Desktop と比べると、どことなくアンシミュ特有のワシャワシャミチミチ感がある気がします。

値段も BIAS Desktop とそんなに変わらないので今買うなら迷うところですが、次に紹介する X30 が気に入ったら買って損はないと思います。

プリセットファイルをアップロードしておきました。

Metal.bank

TSE X30

最後にフリーのアンプシミュレーター X30 です。
無料でできる音作りのオススメ構成として、X30 + NadIR + God’s Cab の紹介になります。

x30


6弦ギター -> OD808 (実機) -> X50 v2.4 -> NadIR + God’s Cab

こちらも TSE のもので、結構前から公開されているプリアンプのシミュレーターです。64bit 版が無いので僕は jBridge を使っていますが、特に問題なく動作します。

見た目はまんま ENGL E530 です。
ガッツリ歪んで、ズシズシとまとまりある音が出ていい感じです。

キャビネットの機能がないので、別のプラグイン NadIR を使っています。

ignite_cab

NadIR は、TSE と同じくギターアンプシミュレーターでは有名な Ignite Amps によるもので、IR と呼ばれる音響特性のデータを読み込めんでキャビネットをシミュレートする IR ローダーになっています。

数ある IR ローダーの中でも NadIR は抜群によく、64bit 版あり、音よし、見た目よし、2種類ミックス機能あり、ローパスハイパスありと、かなりオススメできるプラグインです。

フォルダ内の次、前の IR ファイルを読み込むボタンがあるのがとても便利です。

キャビネットの IR は定評のある God’s Cab を使っています。メタルギターに使える IR には Guitar Hack とか色々ありますが、中でもこれはかなり使いやすいと思います。

IR によっては妙にシャリシャリしすぎたり、モコモコしすぎたりするものがありますが、God’s Cab はバランスが良く、シャリシャリ目なやつとモコモコ目なやつを混ぜると (上記画像参考) だいたい良さそうな音になる感じです。

ドラムとベース

ベースは BIAS Desktop、ドラムは EZdrummer 2 の付属のキット (拡張音源じゃないやつ) に Seraph Recordings のキックとスネアのサンプルを重ねたものです。

ドラムの音作りもそのうち説明したいと思います!